ブランドって。

ブランドというものの育て方って非常に難しそう。(特にファッションの場合に限るかも?)ブランドを成長させるのはどこも目標なんだろうけれど、間違った方向性に進んでしまうと後戻りが簡単にはできない。好きな人には悪いのだけれど、女の子に人気なX-girlなんかは、その代表と言っても良いんじゃないだろうか?昔は独自のスタイリングで裏原系スタイル?mini系スタイルを牽引していたけれど、より売れるものを目指したからか、ターゲット年齢を下げたのか分からないけれど、今ではロゴを全面に打ち出したものや、ロゴがついてればオッケーのような安易なデザインが大半を占めている。昔の尖った顧客層は完全に離れ、相手としているのはマスマーケット。完全に個人的な意見なんだけれども、正直ロゴ物はいただけない。80年代のDCブランドブームもロゴ物の氾濫、ブランドロイヤリティの安売りの末、ブランド自ら終わりを遂げたようなものだし、全くクリエイティブじゃない。
もちろん、何を良しとするかはブランド、会社が決める事で、「利益が出る事」「マス層に向け広く知られる」という事はもしかしたら達成しているのかもしれない。ただ、長い視点でいうと、「それっていつまで続くの?」というのが正直思うところ。ブランドの安売りは自らの寿命を縮める事があるのだから。
消費者ニーズを汲むのはどんな企業でも必須だけれども、消費者に媚を売るのとは別問題。ファッションを売るのであれば、ブランド側の提案、スタイル、驚き発見がないとファッションがファッションで無くなるのではないかな?なんて知ったようなクチをきいてみたり。